LEDビジョンは液晶ディスプレイとは異なる様々な特徴を持っていますが、まず挙げられるのは画面の明るさです。液晶ディスプレイはバックライトが画面全体を照らし、不要な部分をフィルターでカットすることで映像を表示していますが、LEDビジョンは画面表面を覆うLED素子自体が発光するため画面が明るいという特徴があります。液晶ディスプレイの20倍の明るさを実現できるので、晴れた日の屋外でも視認性が高いというメリットがあります。サイズや形状の自由度が高いのも特徴のひとつです。

LEDビジョンはLED素子が均一に並べられたパネルをタイル状に組み合わせた構造となっているため、画面サイズが固定されおらず自由に選ぶことができます。加えて、LEDパネルは非常に薄いため、液晶ディスプレイのような長方形だけでなくカーブ状や球形、らせんなど様々な形状で設置することが可能です。また、液晶ディスプレイで画面サイズを大きくしようとすると、画面の組み合わせで表現するしかありません。この場合、どうしてもディスプレイの外枠(ベゼル)がつなぎ目として画面上に線として残ってしまいますが、LEDパネルはベゼルがないため複数枚を組み合わせてもつなぎ目が気にならないというメリットもあります。

ランニングコストが安いという特徴もあります。LEDビジョンの設置費用は決して安いものではありませんが、LEDは消費電力が少ないためランニングコストは安いです。耐久性にも優れており、耐用年数は液晶ディスプレイよりも長いため、高い費用対効果が期待できます。

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